持って行ってよかったもの、使わなかったもの
この記事は、わたしが個室利用していたから、という要素が大きく影響していると思いますが、参考までに……。
【よかったもの】
アロマオイル&加湿器。
熱心にアロマセラピーの勉強をしたことはないのですが、安眠&リラクゼーション目的で持参しました。入院したのが冬で乾燥していたということもあり。病室独特のにおい消しにもなり、訪室する人たちからも好評でした
ちび財布&ちびカバン
感染症が蔓延している時期でもあり、基本病棟内で過ごしましたが、ちょっとデイルームに出る、入浴するときに持っていくのには小さいに越したこしたことなかったです。
【使わなかったもの】
ストローつきプラコップ
自宅で寝込んだときとか水を汲みに行く元気もないときに愛用していたのですが、今回手術当日から翌日まではすいのみとガーグルベース(吐きだすいれもの)を病院が貸してくれたので使いませんでした
保温水筒
お湯を汲んでおいたら何かと便利ではないかと思ったのですが、病棟のデイルームにお茶各種と冷水、熱湯が出るディスペンサーがあったので必要ありませんでした。
入院にあたり持参したもの
5泊6日の入院に向けて持参したもの。下着とか無精して日数分もっていってないデス
着るもの
前あきのナイティ&ジャージパンツ
日中着る用のシャツワンピース
カップ付きキャミ 2枚
月経用ショーツ1枚 普通のショーツ3枚
Tシャツ&フリース
靴下
院内履き(かかとにストラップのついたクロックス)
洗顔、化粧品まわり
フェイスタオル×2、薄手バスタオル×1 洗体用の粗い布×1
シャンプー、コンディショナー1組 ボディソープ3組
基礎化粧品各種日数分(たまった試供品大活躍)
生理用ナプキン夜用×2個、日中用×2個(手術後使用)
普段使いの薬。入院直前は殆ど使っていなかった睡眠導入剤は日数分持参。
書類、文房具など
入院時持参するよう言われた書類一式
認印(←押し忘れがあって翌日もってきてもらいました)
ボールペン、ノート、手帳
Kindle、ノートPC, LANケーブル、延長コード(個室にしたので最後の暇な数日用のいろいろ)
その他
マグカップ、小さい保温水筒、ストローつきプラコップ
アロマ機能つき携帯加湿器、アロマオイル(ラベンダー、イランイラン、サンダルウッド)
旅行用の小さい財布(普段は長財布利用)
中身はクレジットカード、健康保険証、診察券、1万5千円くらい現金
院内移動用の小さいかばん(A4が入るくらいのレスポのボストン型)
以上を海外旅行に使っている3wayのソフトキャリーに詰めました。
ボックスティッシュとかが、嵩張ったかな……。
入院準備 新たに用意したもの
書類
入院の同意書に夫や保証人の兄弟のサインをもらいました。
限度額認定証
わたしは国民健康保険なので、国保窓口に行って適用限度額認定証をもらってきました。
医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
着るもの
カップ付きキャミソール
書き忘れていましたが、更年期なのか単に加齢なのか、10月くらいからブラジャーのしめつけに苦しさや痒みを感じるようになり、ブラジャーをやめてパッド付きキャミソールに変えました。友達からの口コミもあわせて、もともと何枚か持っていたKID Blueのカップつきキャミを数枚追加して入院にも持参しました。
大きいショーツ
もともと固太りで深ばきのショーツを使っていましたが、内視鏡術後は大きめが吉、という体験記事を読み、ニッセンで大きなサイズのショーツを数枚購入しました。
すとんとしたワンピース
ま、これは買う必要はなく、気分をあげるため、てところもありますが、おなかをしめないIラインのカットソー×ニットのワンピースを買いました。
もらったもの
別記事に書いたように、今年は内視鏡手術やら開腹手術やらした女友達が多くて、彼女たちから入院前にいただいたもの。
前あきのシャツ型ナイティ:無印のシンプルなものでした。かぶりよりらくちん。
タオル:入院の時ふかふかタオル大事だと思ったから!とオーガニックのふかふかタオルもらいました。
ありがたや
麻酔科外来受診
麻酔科医ほかとの面談は、入院後にある病院も多いようですが、わたしの場合予定手術だったせいか、手術一か月前ほどを指定されて受診しました。歯科衛生士、薬剤師、手術部看護師、麻酔科医師、その後入退院センターの看護師との面談(術前診察のときにアンケートを渡されてそれをみながら話しました)がありました。
歯科衛生士ー麻酔で管を口から気管にいれるので、折れそうな歯がないかどうかチェック。ちょうど前歯のかぶせものをつくっている途中で、手術までに絶対くっつけておいてくださいね!と念を押されました。
薬剤師ー内服中の薬の確認、いつも薬手帳をちゃんとしていなかったので、受診前にかかりつけ薬局に行って、今内服中の薬についての情報を貼ってもらいました。今後も変わったら貼るようにしよう……。麻酔にあたって内服を中止するべき薬はないかどうか、の確認が主でした。
手術部看護師ー今困っていること、として、自己判断で漢方飲んでるけど更年期症状が気になる・・・とこぼしたら、〇〇先生(執刀医)、切ることにしか関心ないからね!と同情を示されなんとなくほっとしたことを覚えてます……。あと何話したか覚えてない。
麻酔科医ー麻酔でのトラブルを経験している血縁がいないか、などの確認を受けました。
そのほかにiPadでスライドショーを見る形式の麻酔全般についての解説を30分ほど視聴、冊子もいただきました。すっごく丁寧でわかりやすく書いてあったけど、こんなに丁寧だと逆に見ないひともいるんじゃないかな、とちょっと心配になったり……。
術前検査、手術、入院説明のため外来受診
手術を一か月半ほどに控えた頃、術前検査と手術の説明のために執刀医の外来を受診しました。最初に採血、胸部レントゲン、心電図、呼吸機能検査、と検査室をぐるぐるまわります。風邪のひきおわりで呼吸機能検査がつらかった・・・!
検査結果が出たころ合いで執刀医の診察室に呼ばれ、手術には問題ない結果であることを聞きます。けど、ちょっと貧血・・・じゃない? 月経は不正出血も含めて10月からないんだけど、春からぐっとヘモグロビン減ってるのはなんで?わたしがヘモグロビンの値に目を留めると、あー、じゃあ鉄剤出しておくね!と軽やかに鉄剤が処方されました。なんで下がったか考えなくていいのかな…。その後自分の職場でもうちょっと項目足して採血してもらい、すごく悪いものではなかろうと自分で納得して様子みることにしました。
その後、入院時の予定を入院~退院まで説明するクリティカルパスと呼ばれるものの説明、術式と合併症によるものの説明を書類を読み上げるかたちで受けて、入院時に書名、捺印して持ってくるように言われました。
その後入退院センターに赴き、入院の手続きの説明を受け(迷いましたが個室を希望しました。)手術当日、翌日はガウン型の病衣を借りることにしてその申し込みをしました。
GnRHアゴニスト療法、副作用とその対策
GnRHアゴニスト療法は卵巣機能を抑えて筋腫の縮小や症状の改善をはかる偽閉経療法です。わたしの場合は、術前に3回注射を打ちました。手術前、一番不安だったのはこの偽閉経療法による更年期症状でした。
お年頃、でもあるのでしょうが、今年は子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮筋腫で内視鏡手術やら開腹手術を受けている友人が多く、抑うつ症状に苦しんでいる友人、うつがきつくて継続できなかった友達もいました。
わたしは自営業なので、休業=未収入、でもありますし、急な休みでお客さんに迷惑をかけるのも避けたい。仕事は出来ていたとしても、抑うつや頭痛でものを考えることが難しくなるのでは……という不安がありました。初回の注射時に執刀医に話してみましたが、症状が出たら相談してねー、という軽やかな返事。アンマリアテニナラナイ。
仕事柄ある程度知識はあるので、更年期症状の発来を待たずに漢方薬を飲むことにしました。中医的な体質でいうと、わたしは固太りで元気な実証かな、と思うのですが、卵巣機能に急ブレーキがかかると考えると、変化が急なので、中間~虚証向けとされる加味逍遙散をのみました。
日に3回食間、という漢方の飲み方は、時間に固執せずに大体空腹時に一日3回内服、を目指したらあまり飲み忘れなくイケました。
1回目注射の数日後から、眠りが浅くなった感じがしていました。2回目の後には明白に急なほてりを感じるようになりました。睡眠中もほてりのために目が覚めることが増えました。1-2か月、あまり我慢せずに週数回短時間型の睡眠導入剤を使いました。ほてりは服装を調整しやすいものにして対応しました。
症状の発現前から漢方薬を使っているので、効果の是非はわからないのですが、飲み辛さはなく飲めていたので(漢方と個人の相性は、あまりにまずいときは合わない、って言われてマス)よかったのではないかと思います。
2016年は私的にも大きな出来事があり、気持ちは揺れ動いていましたが、仕事に支障をきたすほどの事態には至らず、本当にほっとしました。
内膜症治療で抑うつ症状に苦しんだ友人は、精神科勤務だったので上司と相談して抗うつ剤を処方されて大分楽になった、と言っています。苦痛を感じたら積極的に主治医に相談してみることを強くお勧めします。
2016年春、筋腫増大、手術を選択する
今年3月の定期検診時、この半年くらいで腹壁越しに触れる筋腫がぐっと大きくなった気配を感じていました。おへその上くらいまで、ある気がする……。月経時の自覚症状はなし、おなかが出ているので見た目がよくなかったりスカートがきついくらいです。
受診時に、大きくなっているようだ、と主治医に話すと腹壁を触り、MRIをとって手術を考えた方がいい、と勧められました。挙児の予定はないものの、子宮全摘、に気分的に抵抗があり、スカートがきついくらいだから出来れば手術したくない、と訴えると、
1 高齢になり体癌になったときに筋腫があるがゆえに検査が難しい場合がある
2 ここまで大きいと血流が変わるために血栓のリスクがある
と説明され、長く働きたい身としては、健康リスクを下げる選択がよいかな…とその場で手術を選択しました。再度MRI撮影、結果をもって内視鏡手術の執刀医の外来受診となりました。血液型、腫瘍マーカーをこの時点で採血、確認しました。
内視鏡手術担当の医師は、MRIをみるなり、いやー、よく育てたねえ、と一言。
確かに臍の上まで、複数の筋腫がみてとれます。子宮全体の大きさはちょっとした幼児の頭くらい。
急に大きくなってきているということは、卵巣機能がそれだけ活発ということ。今後更年期障害本番は軽くて済むだろうということ。子宮全摘、卵管全摘をして発癌リスク(対象臓器がなくなるんだから、それは確かに)をなるべくさげることを提案されました。5月の受診で、手術は10月に空きがあると言われましたが、自営業なので、なるべく休業期間を少なくするために、年末滑り込みで手術を受けることをお願いし、快く受けていただきました。
月経のタイミング(確実に妊娠していない時期)にあわせてGnRHアンタゴニスト療法でなるべく筋腫を小さくしてから手術することになり、初回の注射は主治医とわたしの月経のタイミングとで結局9月から3回打ちました。