2016年春、筋腫増大、手術を選択する

 今年3月の定期検診時、この半年くらいで腹壁越しに触れる筋腫がぐっと大きくなった気配を感じていました。おへその上くらいまで、ある気がする……。月経時の自覚症状はなし、おなかが出ているので見た目がよくなかったりスカートがきついくらいです。

 受診時に、大きくなっているようだ、と主治医に話すと腹壁を触り、MRIをとって手術を考えた方がいい、と勧められました。挙児の予定はないものの、子宮全摘、に気分的に抵抗があり、スカートがきついくらいだから出来れば手術したくない、と訴えると、

1 高齢になり体癌になったときに筋腫があるがゆえに検査が難しい場合がある

2 ここまで大きいと血流が変わるために血栓のリスクがある

 と説明され、長く働きたい身としては、健康リスクを下げる選択がよいかな…とその場で手術を選択しました。再度MRI撮影、結果をもって内視鏡手術の執刀医の外来受診となりました。血液型、腫瘍マーカーをこの時点で採血、確認しました。

 内視鏡手術担当の医師は、MRIをみるなり、いやー、よく育てたねえ、と一言。

 確かに臍の上まで、複数の筋腫がみてとれます。子宮全体の大きさはちょっとした幼児の頭くらい。

 急に大きくなってきているということは、卵巣機能がそれだけ活発ということ。今後更年期障害本番は軽くて済むだろうということ。子宮全摘、卵管全摘をして発癌リスク(対象臓器がなくなるんだから、それは確かに)をなるべくさげることを提案されました。5月の受診で、手術は10月に空きがあると言われましたが、自営業なので、なるべく休業期間を少なくするために、年末滑り込みで手術を受けることをお願いし、快く受けていただきました。

 月経のタイミング(確実に妊娠していない時期)にあわせてGnRHアンタゴニスト療法でなるべく筋腫を小さくしてから手術することになり、初回の注射は主治医とわたしの月経のタイミングとで結局9月から3回打ちました。